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海外での展示会

海外で、約十数年展示させていただきました。
欧米では、有機認定機関や政府機関の方々が来られ、沢山のことを教えていただきました。
1.オーガニック原料を使用しても、製品の加工、流通、保管の段階で、化学薬品が付着(汚染)すると、オーガニックコットン使用、オーガニックコットン製品と表示不可。
(現状は、加工時に、化学薬品で汚染された綿や製品が、日本国内では多い。但し、加工時に無添加である、という証明書があれば、オーガニックの表示が可能。)
2.海外の展示会でオーガニック繊維製品は、ケミカルかノンケミカルか聞かれます。(オーガニック原料か否かの問題ではない。)加工時の化学薬品などで人がかぶれたり、生物が死滅する事が大問題。
3.海外の展示会では、「TC(Transaction Certificate)は生産履歴の追跡ができる唯一の証明書です。買主か届先にお客様の名前を明記して下さい。」と言われる。
(自社の名前がTC上に書かれていないのに、オーガニックコットン使用、もしくはオーガニックコットン製品とは言えない。)
4.オーガニックコットンも農薬散布の綿も、残留農薬は全く不検出。(PPM単位)
逆にPPM以下でオーガニックコットンも一般綿も残留農薬は検出される。(原綿は両綿とも違いは全く無い)
5.印象に残っている海外取引先として、ビートルズ ポール・マッカートニーご令嬢のブランド、ステラ・マッカートニー社(英国)に、オーガニック製品を納めさせていただいています。また、グッチ社(イタリア)を紹介され、商談させていただきました。

アメリカでは、TCの生産履歴の事を学びました。東海岸では問屋が多く、西海岸では小売業が多かったです。勿論、生産履歴の追跡(TC)の発行は義務で、買主か届け先に、自社の名前が明記された、農水省認定の有機認定機関発行のTCがオーガニックには必要。
6.日本のオーガニック繊維製品は、原綿も履歴の証明が不明確なのに、オーガニック製品と偽装している製品が多いです。生産地偽装で法律違反です。ご不明な点は、消費者庁や消費者センターにご相談下さい。

自社の名前を表記した生産履歴の証明書(Transaction Certificate)が無く、オーガニックコットン使用とか不当表示があれば、2014年末に改正された不当景品類及び不当表示防止法(景表法)によって行政庁の求めに対し、事業者が指定期間内に表示の根拠となる資料を提出しない場合や、提出しても合理的な根拠を示すものと認められない場合、不当表示と見なされ、公表される場合もある。消費者庁は、各方面から集まってくる情報をもとに、これを調査します。

昨年12月の改正では、措置命令の権限が、都道府県知事にも拡大。また、2016年5月末を目処に、課徴金制度が導入され、更に規制は厳しくなる。
健康産業新聞1584号(2015.11.18)を参照。

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